2024.11.14
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初めてのWordPressサイト制作の全過程 17ステップ
WordPressサイトを初めて制作する方に向けて、学習者向けに調整した17ステップをご紹介します。
1. 静的コーディング(HTML、CSS、JSでの実装)
まず、HTML、CSS、JavaScriptを使ってサイトの静的な部分をコーディングします。これにより、デザインと機能をしっかりと確認できます。
手順詳細
①HTML : サイトの構造を作成。セマンティックなタグを使い、適切なマークアップを行います。
②CSS : デザインを適用。レイアウト、色、フォント、スペーシングなどを定義します。
③JavaScript : 必要なインタラクションを追加。ナビゲーションメニューやアニメーション、フォームのバリデーションなどを実装します。
2. 『Local』でローカル環境を立ち上げる
次に、Local by Flywheelなどのツールを使ってローカル環境を構築します。これにより、安全にWordPressの開発を行うことができます。
手順詳細
①Local by Flywheel : ソフトウェアをインストールし、新しいWordPressサイトを作成します。
②環境設定 : サイト名、ドメイン、PHPバージョン、データベースなどを設定します。
③サイト起動 : ローカルサーバーを起動し、ブラウザでWordPressサイトにアクセスします。
3. 必要なテンプレートファイルを準備
WordPressのテーマを作成するために必要なテンプレートファイル(index.php、style.cssなど)を準備します。
手順詳細
①index.php : テーマのメインテンプレートファイルを作成します。
②style.css : テーマ情報とスタイルを定義します。テーマ名、作成者、バージョンなどの情報を記述します。
③screenshot.png : テーマのスクリーンショットを準備します。WordPressのテーマ一覧に表示されます。
4. functions.phpを編集(CSS・JS、Webフォントの読み込みなど)
functions.phpを編集し、CSSやJavaScript、Webフォントを読み込みます。これにより、サイトのデザインと動作を制御できます。
手順詳細
①CSS/JSの登録 : wp_enqueue_style()とwp_enqueue_script()関数を使用して、スタイルシートとスクリプトを登録します。
②Webフォントの読み込み : Google Fontsや自ホストのフォントを追加します。
③テーマサポートの追加 : サムネイル画像、カスタムロゴ、メニューのサポートなどを追加します。
5. header.php、footer.phpを作成
サイトの共通部分であるヘッダーとフッターをheader.phpとfooter.phpとして作成します。
手順詳細
①header.php : サイトのヘッダー部分を定義します。通常はdoctype宣言、headタグ、サイトナビゲーションが含まれます。
②footer.php : サイトのフッター部分を定義します。通常はフッターナビゲーション、コピーライト情報、スクリプトの呼び出しが含まれます。
6. トップページをWordPress化
静的なHTMLファイルをPHPファイルに変換し、WordPressのテンプレートタグを使ってトップページを動的にします。
手順詳細
①HTMLからPHPへの変換 : 静的なHTMLファイルをindex.phpに変換し、必要な部分にWordPressのテンプレートタグを挿入します。
②ループの追加 : WordPressループ(The Loop)を使用して、投稿やページの内容を動的に表示します。
③カスタムフィールドの表示 : Advanced Custom Fieldsプラグインを使用して、カスタムフィールドの内容を表示します。
7. 下層ページをWordPress化
トップページと同様に、他のページもWordPressに対応させます。
手順詳細
①テンプレート階層 : page.php、single.php、archive.phpなどのテンプレートファイルを作成します。
②カスタムテンプレート : 特定のページや投稿に対してカスタムテンプレートを作成します。
③カスタム投稿タイプ : 必要に応じて、functions.phpにカスタム投稿タイプを登録します。
8. デザインによって投稿機能やカスタムフィールド、お問い合わせ機能などを追加
サイトのデザインと機能に応じて、投稿機能やカスタムフィールド、お問い合わせフォームなどを追加します。
手順詳細
①投稿機能 : ブログやニュースセクションを追加します。
②カスタムフィールド : Advanced Custom Fieldsプラグインを使用して、特定の投稿やページにカスタムフィールドを追加します。
③お問い合わせフォーム : Contact Form 7やGravity Formsなどのプラグインを使用してフォームを作成します。
9. aタグのhref属性を関数『home_url()』に置き換える
全てのaタグのhref属性をhome_url()関数に置き換えて、リンクを動的にします。
手順詳細
①home_url()関数 : aタグのhref属性をhome_url()関数で置き換え、動的なURLを生成します。
②テンプレートタグの使用 : get_permalink()やget_page_link()などのテンプレートタグを使用して、動的なリンクを生成します。
10. テーマのサムネイル画像を設定
テーマのサムネイル画像を設定し、テーマの見た目を整えます。
手順詳細
①functions.phpでサポートを追加 : add_theme_support(‘post-thumbnails’)を使用して、サムネイル画像のサポートを追加します。
②サムネイル画像の設定 : 投稿やページでアイキャッチ画像を設定し、テンプレートファイルでthe_post_thumbnail()関数を使用して表示します。
11. 画像を圧縮する
サイトのパフォーマンスを向上させるために、使用する画像を圧縮します。
手順詳細
①画像圧縮ツール : TinyPNGやImageOptimなどのツールを使用して画像を圧縮します。
②プラグインの使用 : SmushやEWWW Image Optimizerなどのプラグインを使用して、WordPress内で画像を自動的に圧縮します。
12. 内部SEO対策を行う
以下の内部SEO対策を行います。
手順詳細
①タイトルとディスクリプションの設定 : Yoast SEOやAll in One SEO Packなどのプラグインを使用して、各ページのタイトルとメタディスクリプションを設定します。
②ファビコンの設定 : Appearance > Customize > Site Identity からファビコンを設定します。
③Googleアナリティクスとサーチコンソールの設定 : GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールにサイトを登録し、トラッキングコードを追加します。
④XMLサイトマップの登録 : Yoast SEOやGoogle XML Sitemapsプラグインを使用してXMLサイトマップを生成し、サーチコンソールに登録します。
13. ローカル環境のデータを本番環境へ移行
ローカル環境で作成したデータを本番環境に移行します。
手順詳細
①データベースのエクスポート: phpMyAdminを使用して、ローカル環境のデータベースをエクスポートします。
②データベースのインポート: 本番環境のphpMyAdminにアクセスし、エクスポートしたデータベースをインポートします。
③ファイルの移行 : FTPクライアントを使用して、ローカル環境のファイルを本番サーバーにアップロードします。
14. セキュリティ対策を行う
サイトのセキュリティを強化するために、必要な対策を行います。
手順詳細
①セキュリティプラグインのインストール : WordfenceやiThemes Securityなどのプラグインをインストールして、サイトを保護します。
②ログインURLの変更 : wp-adminのURLを変更して、攻撃からサイトを守ります。
③バックアップの設定 : UpdraftPlusやBackWPupなどのプラグインを使用して、定期的にサイトのバックアップを取ります。
15. 不要なデータを削除
制作中に使用した以下の不要なデータを削除します。
手順詳細
①テストデータの削除 : 投稿機能の表示確認用に作成したテストデータを削除します。
②不要なテーマの削除 : 標準でインストールされているWordPressテーマを削除します。
③使用しないプラグインの削除 : 制作中にのみ使用したプラグインを削除します。
16. サイトの表示確認や問い合わせフォームなどが正しく動作するかをチェック
サイトの表示確認を行い、問い合わせフォームなどの機能が正しく動作するかをチェックします。
手順詳細
①クロスブラウザテスト : ブラウザごとにサイトが正しく表示されるかを確認します。
②レスポンシブデザインの確認 : 各デバイス(デスクトップ、タブレット、スマートフォン)での表示を確認します。
③フォームの動作確認 : お問い合わせフォームが正しく動作し、メールが正常に送信されるかをテストします。
17. サイトのバックアップをとる
最後に、サイトのバックアップを取ります。これにより、万が一のトラブルに備えることができます。
手順詳細
①手動バックアップ : FTPクライアントを使用して、サイトファイルをローカルにダウンロードします。phpMyAdminを使用して、データベースをエクスポートします。
②自動バックアップ : UpdraftPlusやBackWPupなどのプラグインを使用して、定期的な自動バックアップを設定します。
以上が、初めてのWordPressサイト制作の全過程です。これらのステップを順番に進めることで、スムーズにサイトを構築することができるでしょう。ぜひ、このガイドを参考にしてみてください。